ペア5組。
7月15日(金)から、東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
監督:アンティ・ヨキネン
出演:ラウラ・ビルン ヨハンネス・ホロパイネン クリスタ・コソネン エーロ・アホ ピルッコ・サイシオ ヤルッコ・ラフティ
2020年/フィンランド・エストニア/122分/原題:HELENE/字幕:林かんな
フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックの終生の愛と友情の物語。
1915年、ヘレンは、フィンランドの田舎で高齢の母と一緒に暮らしていた。最後の個展から何年もたっていたが、ヘレンは、栄光のためではなく内から湧き出す情熱のためだけに描き続けていた。そこへ画商のヨースタ・ステンマンが訪ねてきて、小さなあばら家にあふれていた159枚の絵を発見した。その圧倒的な才能に驚嘆した彼は、首都ヘルシンキでの大規模な個展開催を決意する。しかし、ヘレンにとって真の転機は、ヨースタが、エイナル・ロイターを彼女に紹介した時に訪れた。
森林保護官でアマチュア画家でもあった青年エイナルは、ヘレンと作品の熱狂的な崇拝者というだけにとどまらず、彼女にとってかけがえのない友人そして愛の対象となる。
画家として、女性として、一人の人間として自律的に生きたヘレンの姿を、北欧の美しい自然とともにとらえた珠玉作。
©Finland Cinematic
配給:オンリー・ハーツ