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東京愛らんど

伊豆・小笠原の島の恵みに出会える

東京愛らんど
東京愛らんど
東京愛らんど ショップで催された新島、式根島の観光イベントで、名産のクサヤを焼く新島水産加工組合長の藤井栄作さん 店奥のスペースで新島、式根島の観光イベントが催され、新島村の非公認ゆるキャラ「くさヤーマン」もかけつけた。

 東京の都心にいながらふるさとを味わえる場所がある。そんな自治体のアンテナショップを巡り歩く。

 伊豆諸島、小笠原諸島への海の玄関口、竹芝客船ターミナルの一角にある。店に一歩入ると、塩辛などの海産物や焼酎、ラム酒などに加え、鮮やかな色のパッケージで彩られたお菓子やジャムなど、ずらりと並んだ島の特産が迎えてくれる。中でも伊豆諸島のソウルフード、クサヤの品ぞろえは「ピカイチ」だそう。

 2015年に新調したカフェでは、島の食材をアレンジした「明日葉(あしたば)うどんの冷製ジェノヴェーゼ」など豊富なメニューが用意され、浜松町周辺で働く人もランチに立ち寄る。カウンター下部は八丈島の玉石垣を模し、島の雰囲気を演出している。

 「島の特産を使ったメニューを年に数種類開発しています」とスタッフは話す。

 温暖な気候の伊豆諸島は、大島、利島(としま)、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島(みくらじま)、八丈島、青ケ島の9島、11年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は父島、母島の2島があり、9町村が管轄。ショップはそれらの町村でつくる東京都島しょ振興公社が運営し、民間企業に業務委託している。

 竹芝と父島を結ぶ「新おがさわら丸」(1万1千トン、小笠原海運)、父島と母島を結ぶ「ははじま丸」(490トン、伊豆諸島開発)がともに7月に新船になった。「東京湾納涼船」が運航する夏場は、ショップに乗降客が立ち寄り、かき入れ時になる。秋からは秘境と言われる青ケ島など、各島を紹介するイベントを順次計画している。まずは「東京諸島」の入門編として訪れてみてはいかが。

(根津香菜子)

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マリオン編集部員おすすめの5品

新島焼きくさや【1】新島焼くさや(680円)

 新島のクサヤを焼いてスティック状にしてあるので、そのまま食べることができる。瓶詰なので、開封後でも匂いを気にせず保存できる。自宅でクサヤを焼けない人でも手軽に食べられる。

 

赤イカ入塩辛

【2】赤イカ入塩辛(800~1400円)

 神津島産のアカイカを主に、天然塩でじっくりと漬け込んだ塩辛。濃厚なうまみがごはんにもお酒にも良く合う。辛さは甘口から超激辛まで5段階あり、激辛と超激辛は入荷日が不定期なので、お店で見つけたらラッキー。

 

薬膳島辣油(ラーユ)【3】薬膳島辣油(ラーユ、840円)

 小笠原諸島の特産、島唐辛子とウコンやアロエなど体に良いという食材を使用したラー油。風味豊かでピリっとした辛さがやみつきに。夏は冷やし中華に一降りするのがおすすめ。底に具材が沈殿しているので、よく振ってから使って。

 

牛乳せんべい

【4】牛乳せんべい(15枚入り、800円)

 式根島の銘菓。水を使わず、牛乳とバター、卵、砂糖を小麦粉に混ぜて焼いた。ほどよい甘さが特長。せんべいには島をイメージした俳句の焼き印が入っている。島の情景に思いをはせながら味わってみては。

 

ムロアジバーガー

【5】ムロアジバーガー(500円)

 店内で注文して食べられる、八丈島のムロアジのミンチを使ったバーガー。揚げたてのムロアジメンチが、神津島産の岩のり入りのタルタルソースと良く合う。酸味のあるパッションフルーツジュース(500円)と一緒に、出来たてをほお張って!

 

ショップデータ

東京愛らんど

東京都港区海岸1の12の2、竹芝客船ターミナル内
(ゆりかもめ竹芝駅から徒歩1分、JR浜松町駅と都営地下鉄大江戸線大門駅から徒歩7分)。
TEL:03・5472・6559
営業時間:午前7時半~午後10時半(9月から午前9時~)
休み:無休
URL:http://islands-love.com

 東京愛らんど 店長代理 佐々木文子さん

佐々木文子さん

 私は東北生まれで、伊豆諸島や小笠原諸島が東京都ということも分かっていなかったんです。島の魅力は温暖な気候と豊かな自然、地元の人たちの温かさです。島の生産者と直接取引をしている私たちが、その声を多くの人に届けられたらうれしいですね。食材のおいしい食べ方も聞いてください。店では明日葉(あしたば)の生葉も販売していますが、天ぷらにするのがおすすめですよ。

(2016年8月1日掲載。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は更新時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)