鳥取、岡山両県がタッグを組み、新橋駅近くの10階建てオフィスビルの1、2階に2014年秋、オープンした。延べ床面積は約940平方メートルと広々している。
岡山特産のモモと鳥取特産のナシにちなんで「ももてなし」がコンセプト。
1階のショップでは、生鮮食品、農産物など約1800種を扱う。商品の陳列は、種類ごとに向かって左を鳥取、右を岡山にしていて、両県の小さな立て看板が隣り合わせに仲良く並んでいる。
日本海から瀬戸内海までの海の幸、山の幸がそろうのは2県共同運営ならでは。フルーツなら、スイカ(鳥取)、白桃・ブドウ(岡山)、ナシ(鳥取)と、6~12月の半年間途切れなく旬を味わえる。両県のお米や日本酒も食べ比べ・飲み比べができる。
まんじゅう、ケーキなどの菓子類は、大袋や大箱入りではなく、多種類を味わえるよう、バラや小分けにしたところヒットした。入り口近くの台に置いている。
16年4月には、イートインコーナーを新設。ソフトクリームのほか、店内で購入したヨーグルトやお菓子などの飲食も可。
2階に上がると、ビストロカフェ「ももてなし家(や)」が出迎えてくれる。鳥取の酒米「強力(ごうりき)」や岡山の酒米「雄町(おまち)」の地酒や地ビール、ワインを取りそろえており、鳥取のカニや岡山の和牛など自慢の食材を使った料理をふるまう。観光・移住コーナーもある。
隣の催事スペースでは、鳥取出身の落語家の寄席や、岡山の桃を使った料理教室など様々な催しが企画されている。
(佐藤直子)
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【1】砂丘らっきょう
(130グラム、540円)
砂丘らっきょうは、土ではなく、砂地で栽培されているので、皮が薄くシャキシャキした嚙み応えがある。収穫時期の初夏には、2階催事スペースで、らっきょう漬け教室を開催することも。
秋以降は店内に数十種類が並ぶ。2016年の出荷額は過去最高だった。
【2】フルーツコラーゲンゼリー
(6本入り324円~、12本入り648円~)
岡山県産の白桃やマスカット・オブ・アレキサンドリア、愛宕梨、紅ほっぺ苺など、旬のフルーツをピューレ状にしたゼリー。
コラーゲン入り。
【3】贅沢二十世紀梨ジュース
(720ミリリットル、1944円)
3L~4Lサイズの二十世紀梨を4個ほど搾ったジュース。
下に沈んでいる果肉をシェークすると果実の食感も楽しめる。
さっぱりとしているので、凍らせてシャーベットにしても。
【4】牡蠣の瓶詰め3種
「牡蠣のアヒージョ」(130グラム、1026円)は岡山県瀬戸内市の虫明海域で育てた「曙かき」に同市産のマッシュルーム、ニンニクを加え、オリーブオイルでじっくり煮込んだ。牡蠣のうまみが出ており、パンとの相性もいい。農水省が2014年に実施した第2回「地場もん国民大賞」の最高賞の金賞に全880商品の中から選ばれた。
薫製の「海燻」(100グラム、1026円)や6種のハーブで野菜とともに漬けた「牡蠣と野菜のピクルス」(145グラム、972円)もある。
【5】ソフトクリーム(380円~)
鳥取県で人気の大山乳業の白バラソフトクリームは、さっぱりとした味が特徴。一方、岡山県・蒜山のジャージーソフトクリームはほんのり黄みがかっていてやや濃厚だ。絶妙な味の違いを楽しんでみては?
季節ごとに桃や梨の限定フレーバーも販売。380円~。
とっとり・おかやま新橋館
東京都港区新橋1丁目11の7の新橋センタープレイス1、2階
(新橋駅)。
TEL・営業時間:
1階 ショップ(TEL03・6280・6474)
午前10時~午後9時
2階 ビストロカフェももてなし家(TEL03・6280・6475)
午前11時~午後10時(ラストオーダーは午後9時まで)
2階 観光・移住コーナー(TEL03・3571・0092)
午前10時~午後6時
休み:年末年始
URL:http://www.torioka.com
とっとり・おかやま新橋館 店長 瀬尾泰弘さん ![]() 年に数回、買い付け担当者を地元に派遣、商品の魅力を研究し、店内の売り場のレイアウトも小まめに改善しています。なじみのお客さんがお気に入りの商品のことを尋ねてくれることもあり、生産者の思いを伝えています。首都圏での販路拡大のお手伝いができればと思います。 |