普通のどら焼きも好きだけど、生地に虎模様を焼き付けた「とら焼」はもっと好き。ネーミングに日本人のしゃれっ気が感じられて楽しいし、得した気分になりませんか? 自分がとら年生まれなので、験担ぎの意味合いもあります。
これは知り合いの方が「生地がおいしい」と薦めてくれたもの。今は閉店してしまいましたが、1年ほど前までは東京・神楽坂にあった店で買っていました。
黒糖が練り込まれているという生地は優雅な風味で、ふんわりした食感は口の中で溶けるよう。あんこのしっとりとした口当たりもいい。一見オーソドックスですが、作り手のこだわりを感じます。
僕はかなりのスイーツ好きで、毎日必ず甘い物を食べるほど。これから始まる舞台は、ドラマなどの映像の仕事よりも体力を使うので余計に甘い物が欲しくなる。この「とら焼」は楽屋に置くのにも、差し入れとしても活躍しそうです。
◆京都本店(移設中)をはじめ、約100店舗を全国展開(TEL0120・444227)。
195円。
インターネットでも購入可。
わたなべ・いっけい 俳優。
6月5日~30日、東京・日比谷シアタークリエで舞台「おもろい女」に出演。