妻が京都生まれの京都育ちというのもあって、一昨年拠点を京都に移しました。京都を開拓するのが楽しくて、ここは行きつけのお店のシェフに紹介してもらったんです。贈答用にする前に食べておこう、と思ったのが最初です。
食べ方はもなかの皮にあんをのせて、自分好みに作るスタイル。そうやって頂くと、皮はパリパリでつぶあんとこしあんの食感の違いも楽しめるし、なにより驚くほど「あん」がおいしいんです。元々、つぶあん派でしたが、ここのこしあんを食べたら寝返ってしまいそうになるくらい。食べ出すと止まらない。後でご飯が食べられなくなって、怒られちゃうやつです。ちなみに僕はもなかの皮をプレーンにして、つぶあんを合わせるのが好きですね。
とくに芝居の稽古が立て込む時は、脳が糖分を欲しているなぁと感じますので、ちょこちょこ補給して、脳を甘やかしています。今は東京で稽古真っ最中ですから、コンビニスイーツをお供に。俳優業なので、太り過ぎないようにしていますが、ここのあんは僕にとってまさしく「別腹」なんですよね。
本当は秘密にしておきたいお店なんです。人気が出ちゃうよな、きっと。
◆京都市上京区一条通御前西入大東町88(問い合わせは075・461・4481)。
贈答用(大)3900円の他、あんやもなかの皮(プレーン、ほうじMIX)が単品で購入可。
午前8時~午後5時。
(水)、(日)休み。
取り寄せも可。
こんどう・よしまさ 俳優。
いじめを契機に築かれる親子の愛と再生を描いた一人芝居「ナイフ」(重松清原作)を上演。21~23日、水戸芸術館ACM劇場(水戸市)、2月4~6日、東京芸術劇場シアターイースト(池袋)の他、地方公演も。