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松原タニシさん
「ティンカーベル」のたまごパン プレーン

「ティンカーベル」のたまごパン プレーン
「ティンカーベル」のたまごパン プレーン
「ティンカーベル」のたまごパン プレーン 松原タニシさん

 仕事で全国津々浦々、行かせてもらうんですけど、福島県で食べた「たまごケーキ」というお菓子が素朴な味ですごくおいしかったんです。その後、成城石井さんでたまたま似た商品を見つけて、食べてみたら「これだ!」と。もう一生出会えないかもと思い、一気に3袋買いました。最初は定番の商品だということを知らなくて。そこからは見かけたら買っていて、常備しています。

 しっとりしていて、ちょうどいいやさしい甘さだから飽きないんですよね。16個入りを1日かけて食べます。あんバター味やみかんジャム味とか、他の味もおいしいんですよ。でもやっぱりプレーンに戻ってきてしまう。取材で心霊スポットに行ったり、事故物件に行ったりするときに持って行くこともあります。ジッパーがついているのもいい。

 新刊の執筆中にも食べていました。原稿に行き詰まったときには、ここを書ききるまでたまごパンを断たなければいけないとか、自分のなかでルールをつくって、全部書き終わったときには三つ食べていいことにしていましたね。

 もしかしたら、たまごパンがめっちゃ好きな幽霊に取りつかれているのかもしれないです(笑)。

 ◆成城石井、ヤオコー(関東)などのスーパーやオンラインショップで販売。
 プレーン648円など(金額は店舗により異なる)。
 問い合わせはティンカーベル安曇野店(0263・72・8530、午前9時半~午後2時、(日)休み)。


 まつばら・たにし 日本各地の事故物件に住む「事故物件住みます芸人」。1982年生まれ。神戸市出身。
 最新刊「事故物件怪談 恐い間取り3」(二見書房)が発売中。

(2022年7月28日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)