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風間杜夫さん
「パティスリーナオキ」のアップルピザ

「パティスリーナオキ」のアップルピザ

 子どものころ、青森に住む親父の知人からリンゴを送っていただくことがありました。木箱に入ってモミ殻なんかに埋まっていましたね。なかにはどうしても傷んだものもあって、それをお袋がジャムにしてくれたんです。これがおいしくてね。

 ナオキのアップルピザを初めて口にしたとき、そんな思い出がよぎりました。僕にとっては食べるたびにお袋のリンゴジャムを思い出させてくれるもの。少し大きめだけれど1人で食べますよ。甘い物は気が向いたら食べる程度の僕ですが、アップルピザはいつ出されてもうれしいスイーツです。

 手土産にすることもあります。生まれも育ちも東京・世田谷で、地元に小学校からの友人がいましてね。コロナ前は「友だちの家で各自なにか持ち寄って飲もう!」という集いもありました。ギョーザをもってくるやつもいれば、奥さんの手料理を持ってくるやつもいる。僕はスイーツ係。女房がきまってナオキに洋菓子を買いに行ってくれました。

 コーヒーはあまり飲まないので、日本茶と一緒に食べます。けれど酒だったら毎晩飲むほど好き。もしかするとアップルピザはウイスキーとも合うかもしれませんね。まだ試したことはないけれど。

◆東京都世田谷区駒沢1の4の12(☎03・3422・3167)。756円。[前]10時半~[後]7時。月火休み(月が祝日の場合は火水休み)。注文は事前に電話予約を。ほかに深沢店も。


 かざま・もりお 俳優。東京都世田谷区出身。23日まで東京・新橋演舞場で上演される舞台「女の一生」(段田安則演出、大竹しのぶ主演)で叔父役を演じる。京都・南座(27日~11月8日)、福岡・博多座(18~30日)にも巡演。

(2022年10月20日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)