クローン技術でよみがえらせた恐竜を放し飼いにした「ジュラシック・パーク」を舞台に、野性を取り戻した恐竜が暴れ出し、逃げ惑う人間の姿を描いたSF映画です。
小学生の頃から大の恐竜好きで、落書き帳に恐竜ばかり描いていたのですが、中学生のときにこの映画を見て「本当に生きてる!」と思うほど衝撃を受けました。当時はまだ珍しいCGが使われていて、恐竜の皮膚など細部までリアルで迫力があって。約30年前の映画ですが、今見ても不自然さが全くない、素晴らしい作品だと思います。
恐竜が近づいてくる様子をコップの水面の揺れで表現したり、生き餌のヤギがいつの間にか食べられていたりと、恐怖がどんどん迫ってくるのが怖くもあり、おもしろい。印象的だったのが、首の長いブラキオサウルスが森の中で優雅に葉を食べるところや群れで動く登場シーン。壮大で、何回見ても飽きることはありませんね。
イラストにはガリミムスが群れを作り、巨大なティラノサウルスから必死に逃げている様子を、型紙を用いて模様を染める型染めで表現しました。この中の1頭がのちに餌食になってしまうんですが……。僕の作品でも「群れ」は大切なテーマなので、追われたり、集団で動いたりすることに面白さを感じます。リアルな恐竜の色だと怖くなるので、ティラノサウルスはピンク系で柔らかく、ガリミムスは落ち着いた色みで染めました。
あの世界が実在するなら、怖いけれど行ってみたい。自動運転車に乗って、恐竜の足の速さを確かめてみたいですね。
(聞き手・片山知愛)
監督=スティーブン・スピルバーグ
原作=マイケル・クライトン
出演=サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムほか まつなが・たけし
1980年生まれ。大学在学中に妻・高井知絵と「kata kata」を結成し、オリジナルの染布を制作。東京・調布にアトリエ兼ショップを構える。 |
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