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安藤なつさん
「麺屋 えん寺」の味玉・肉入りベジポタつけ麺(胚芽麺、冷や盛り)

「麺屋 えん寺」の味玉・肉入りベジポタつけ麺(胚芽麺、冷や盛り)
「麺屋 えん寺」の味玉・肉入りベジポタつけ麺(胚芽麺、冷や盛り)
「麺屋 えん寺」の味玉・肉入りベジポタつけ麺(胚芽麺、冷や盛り)

 15年前、新しくできたこの店に行列ができていると聞き、衣装担当の地元の同級生と一緒に食べに行ったのが最初です。それまで「ラーメンの方がおいしい」と勝手に思っていて、つけ麺の店にはあまり行っていなかったんです。でもこの麺を食べたところ本当にハマって、つけ麺のイメージが変わってしまいました。

 野菜のポタージュという感じのスープは魚介と豚骨のドロドロ系で粘度が高い。麺は白い普通の麺もあるけれど、食べるのは太めの「胚芽(はいが)麺」。黒い栄養分が入った全粒粉の麺というのにひかれました。

 「熱盛り」か冷やした「冷や盛り」の麺が選べますが、私は絶対に「冷や」。麺を持ち上げた時に麺がくっつかず、スープにつけるとスープがからみついてくる。「つけて食べるのがおいしい。これがつけ麺だよね」と納得です。

 メンマをトッピングして麺も1.5玉の大盛り。のりをスープに入れてのりから食べます。3分の1ほど食べてから卓上のハバネロパウダーを小指の爪4分の1ほど入れて味変。めっちゃ辛いけど、パンチもあってほっとする味なんです。近くの温水プールで泳いだ帰りなど、運動後などに行きます。「全粒粉で体によさそう」って、罪悪感なくがっつりすすっています。

 (聞き手・本多昭彦)

 ◆東京都杉並区高円寺南1の6の11(電話03・3314・6186)。1200円。大盛り(1.5玉)、メンマのトッピング各50円(写真はメンマのトッピング入り)。午前11時半~午後10時。年末年始休み。


 あんどう・なつ お笑い芸人。1981年、東京都生まれ。2012年にカズレーザーと「メイプル超合金」を結成。15年M―1グランプリ出場。バラエティーを中心に俳優としても活躍中。近著に「介護現場歴20年。」(主婦と生活社)。

 

(2024年4月25日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)