革命的なお茶です。初めて飲んだ時、今までお茶で経験したことのないうまみを感じました。香駿(こうしゅん)という品種の静岡県産の茶葉で、口当たりがやわらかく、すごく甘い。2、3袋ストックしてあって、なくなってきたら買い足しています。

　出会いは1年前。スーパーマーケットで買い物していたら、スウェーデン出身の日本茶インストラクター、ブレケル・オスカルさんがいらっしゃって、実演販売していたんです。
　水出しの冷茶を試飲してみたら、とてもおいしくて。その場で一つ買いました。後日、銀座の百貨店で、オスカルさんが講師の教室にも参加して、お茶の入れ方を直接教えてもらいました。素敵な急須も買いました。
　氷水でじっくりうまみを引き出したり、沸騰したお湯を湯冷ましに入れて適温に調整したり、お茶はゆったりと時間を使って入れるもの。せかせか曲作りをしてきた自分にとってぴったりで、ちょっとしたリラックスタイムや瞑想する時に味覚と向き合う時間を提供してくれるんです。
　水出しのお茶は冷蔵庫に常備してあって、作業中にも飲みます。普段、自分の日常を忙しいとは思わないのですが、お茶を飲んでいる時は気分が落ち着きます。サウナとかと一緒で、ぜいたくな時間だなって感じますね。

 （聞き手・大石裕美）

　◆1袋50g。1950円。オンラインショップ（https://senchaism.myshopify.com/）。東京・銀座の蔦屋書店でも販売。

　音楽クリエーター。1980年、大阪市出身。ももいろクローバーＺやゆずなど様々なアーティストへ楽曲提供し、自身もタレントとして活動。8月10日に東京・代々木で、放送作家のミラッキさんとの対談イベントを開催。