母に連れられて10代のときに来て以来、50年くらい通っているお店です。誕生日会やクラス会など皆で集まるときにも利用しています。
そして、冬になると食べたくなるのがこのメニューです。鶏をじっくり煮込んだスープに、ふわっと軟らかい麺。具は、シンプルに紹興酒につけ込んだ鶏肉とチンゲンサイ。
おわんによそって、まずはそのままで。次に、ザーサイ、パクチー、青ネギの順番に薬味を足していきます。そうすると色々な味が楽しめるの。一度に入れちゃったら、もったいないじゃない。
そして何より、このスープがもうおいしくて、全部いただいちゃいます。食べている途中に膜が張るくらいコラーゲンがたっぷりで、翌日は、肌がペタペタするくらいつやつやに。
食べ物って、バランスだと思うんです。母が薬膳の知識を生かした料理を作ってくれて、自然に身につきました。鶏肉は「温」の食材なので、体が冷えたとき、寒くなるこれからにおすすめですね。
◆東京都港区新橋2の4の2(TEL03・3580・2211)。
2257円(午後4時までは杏仁豆腐付き1900円)。
午前11時~午後10時ラストオーダー((土)(日)(祝)は9時まで)。
原則無休。
歌手・女優・木版画家。
11月1日~5日、京都・東本願寺の別邸「渉成園」の秋の特別公開では、園内の建物をモチーフにした木版画の寄贈作品「廊橋浅秋」が展示される。