大学時代の夏休み、毎日の朝食がパスタだった時期がありました。発端は、父(大岡信さん)がフランス在住の画家、菅井汲(くみ)さんを訪ねたこと。毎日、パスタをシンプルな味付けで食べていると聞いた父はいたく感銘を受け、「朝食はパスタに」と言い始めました。
その頃は、父母とも明け方まで仕事をしていたので、朝食といっても午前10時前後。食いしん坊の父と料理好きな母のこと、パスタには色々な具材が乗るようになり、次第にシンプルとは程遠い、夕飯まで満腹感が続く程のボリュームになっていったのでした。
食への関心が高い環境に育ったためか、私も小学生の頃から、新聞の料理レシピ欄をスクラップしていて、結婚する頃にはノート3冊分に。今も外食はほとんどせず、家で料理をします。
パスタを作る時、必ず使うのが「ディ・チェコ」。フェデリーニは太さ1.4ミリとやや細めで、しこしことした食感も好みです。ゆで時間が6分と短めなのも良いですね。生トマトとニンニクオイルをベースに、季節の野菜をたくさん加えていただきます。
◆全国のスーパーなどで販売。
500グラム。
希望小売価格556円。
問い合わせは日清フーズお客様相談室(0120・244157)。
おおおか・あき 画家、詩人。
雑誌や書籍の挿絵も手がける。日中対訳の「大岡信 愛の詩集」(日本僑報社)では装画を担当。2019年4月に個展開催予定。