おそうめんといえば祖父を思い出します。夏、近所にある祖父の家に遊びに行くと、開け放した広い部屋で浴衣姿の祖父がいつも食べていました。祖父は私が小学1年生の時に亡くなったので、思い出は多くないのですが、その姿はよく覚えています。
ゆでるときは、さっと。麺はなんでもアルデンテが好きなんです。お水少しと氷を入れたどんぶりに盛って、めんつゆにはかなりのお酢を入れます。レモンとか夏ミカンとか、酸っぱい物が大好きなんです。中華料理屋さんでも、冷やし中華にさらにお酢をかけちゃうくらい。さっきも植木屋さんで、庭にレモンの木を植える相談をしてきたところです。
いろいろなおそうめんがありますが、揖保乃糸(いぼのいと)はどこでも手に入るし、舌触りがスルッとしているのがいいですね。以前、高級品をいただいたことがあったのですが、舌触りがざらざらしていて。
今日のお昼も、コンビニで買った揖保乃糸をゆでて、卵焼きとミニトマトと一緒にいただきました。料理はあまり得意じゃなくて、薄焼き卵のつもりが厚くなってしまいました。でもその写真をツイッターに投稿したら、けっこう「いいね」がついていて、うれしかったんです。
◆全国のスーパーや通販サイトなどで販売。
6把入り300g、希望小売価格400円(税抜き)。
問い合わせは0791・62・0826
みずはら・しおん 歌人。神奈川県生まれ。
著書に、ムック本「水原紫苑の世界」(深夜叢書社)や書籍「百人一首 うたものがたり」(講談社)など。歌集「快樂」(短歌研究社)を刊行予定。