ここは私がナレーターを務めているテレビ東京の番組で、讃岐うどんが大好きだというウルグアイから来日した女性が訪れていたお店なんです。発祥の地とされる「かまたま」もおいしそうでしたし、お店の方とのやりとりもとても楽しくて、ぜひ行ってみたいと思っていました。
初めていただいたのは、高松市で日本パラ陸上が開催された時なので2018年の9月ですね。評判のお店ですから行列ができていて、30分以上は並んだと思います。お店のおばちゃんのうどんをゆでる手さばきが見事で、まさに職人、プロですよ。威勢のいいかけ声も気持ちよかったですね。
開放感あるお庭で、木のベンチに座って風を受けながらいただくのがぜいたくなんです。味わいが追加されて、最高に幸せな気持ちになれます。
決して食通な方ではないですが、番組でご紹介すると現地まで食べに行きたくなりますね。お店の人との触れ合いも含めてごちそうですし、食を通じて自分の人生が豊かになった気がしています。
麺類の中だとやっぱりうどんが好きかな。マラソン選手にとっても、レース前の炭水化物は即効性のあるエネルギー源なんです。消化もいいのでおすすめですよ。
(聞き手・斉藤由夏)
◆香川県綾川町羽床上602の2(問い合わせは087・878・0420)。
写真は2玉、450円。
午前9時~午後1時半。
(日)(水)休み、臨時休業あり。
「生うどん」605円(送料別)などオンラインでも購入可。
山越うどん通信販売
https://www.shop-yamagoe.jp/
ますだ・あけみ スポーツジャーナリスト、大阪芸術大学教授。
「世界!ニッポン行きたい人応援団」(テレビ東京系)のナレーターを務める。近著「調べて、伝えて、近づいて 思いを届けるレッスン」(中公新書ラクレ)で、信頼関係の築き方、コミュニケーション術などを初公開。