撮影やオーディションがない日は毎日通っていた時期もありましたね。豚骨しょうゆベースの「家系」以外のラーメンを食べるきっかけになった店なんです。
辛さに独自のうまみがあるんですよ。いつも、太麺の大盛りに「辛さ増し」を頼んで、角煮をトッピング。無料なんで一緒にご飯も頼んじゃいます。この豚骨塩味のスープがご飯に合うんですよ。
食べることが好きなんです。撮影前に「痩せなきゃ」って焦っていると、母は「おいしいものを食べて、健康なのが一番だよ」って。母もラーメンが大好きで、自称「麺スタグラマー」。SNSに食べたラーメンを次々あげています。学校の保護者会とか面談とかの後はいつも2人でラーメン店に行っていましたね。
デビューがちょうどコロナ禍と重なって、家で映画を1日1本見ていました。「パルプ・フィクション」(クエンティン・タランティーノ監督)は衝撃でした。解釈の幅が広い作品が好きです。今は映画館に通っています。劇場にわざわざ足を運ぶ行為に意味があると思うんで。シリアスな役が多かったので、青春系や恋愛系もやってみたいな。とにかく映画をやっていきたいです
(聞き手・阿部毅)
◆東京都渋谷区道玄坂2の9の03・6909・2581)。
980円。
[前]11時~翌[前]7時半。
無休。
麺大盛り(150円増)、辛さ増し(150円増)、角煮トッピング(150円増)。
なるみ・かのん 俳優。2002年生まれ。
映画「ブレイブー群青戦記ー」でデビューし、出演映画の「GOLDFISH」(藤沼伸一監督)、「赦し」(アンシュル・チョウハン監督)が全国順次公開中。母は俳優・佐伯日菜子。