「セザンヌ展 近代絵画の父になるまで」のオリジナルグッズは、ほぼ無名の画家だったセザンヌが注目され始めた50歳ごろに描いた道化師「アルルカン」の起き上がり小法師(2160円)だ。高さ7センチ、直径4・5センチと絵よりはぽっちゃりだが、40グラムと軽くて丈夫。岩手県花巻市の「成島和紙」の風合いと、同県金ケ崎町の民芸品「六原張子(ろくはらはりこ)」の技術が生きる。愛嬌(あいきょう)あふれる手描きの表情も魅力だ。
◆神奈川県箱根町仙石原小塚山1285(TEL0460・84・2111)。午前9時~午後5時(入館は30分前まで)。入館料1800円。