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AKB48 19期研究生が劇場公演デビュー

©AKB48

 結成19年目のAKB48に新たに加わった19期研究生が19日、初めての劇場公演に臨んだ。午後6時開演の本公演の前、ゲネプロ(本番同様の通し稽古)を報道関係者に公開し、歌とダンスを披露。ときおり緊張した面持ちものぞかせたが、アイドルのスタートラインに立った喜びを全身で表現した。

 東京・秋葉原のAKB48劇場に立ったのは伊藤百花さん(20)、奥本カイリさん(17)、川村結衣さん(17)、白鳥沙怜さん(13)、花田藍衣さん(18)。昨年10月から今年1月にかけて実施されたオーディションで選ばれた5人だ。選考後のコンサートで紹介されたり、先輩メンバーの劇場公演の前座で歌ったりしたことがあるが、本格的な劇場デビューはこの日が初めてとなった。

 

伊藤百花さん

 

奥本カイリさん

 

 公演名は「ただいま 恋愛中」。AKB48の2枚目シングル曲「制服が邪魔をする」や3枚目シングル曲「軽蔑していた愛情」、4枚目シングル曲「BINGO!」といったグループ初期の16曲でつづられ、前田敦子さんや峯岸みなみさんらが2007年に初演した。19期研究生の5人はこれまでの練習の成果を発揮し、先輩が大切に歌い継いできた各曲をパフォーマンスした。

 

川村結衣さん

 

白鳥沙怜さん

 

花田藍衣さん

 

 約1時間半のゲネプロ後の取材で、白鳥さんは「全員で頑張ってきたので(ゲネプロが)笑顔で終えられてうれしい。歴史ある劇場に立たせていただいて幸せ」とホッとした表情を見せた。川村さんは「幼いころからAKB48が好きで憧れていました。一曲目はドキドキでしたが、練習の成果を出し切ってパフォーマンスできました」と語った。

 

 


 「初日を支えてくださったスタッフのみなさん、先輩方、先生方に感謝し、初心を忘れずに頑張りたい」と伊藤さん。「公演で注目してほしいのは『7時12分の初恋』を歌うために研究した初恋の表情と、『LOVE CHASE』のダイナミックなダンス」と話し、「歴史ある劇場に立てるうれしさの反面、パフォーマンスがまだまだな自分が立っていいのかという思いもあった。そんな気持ちを払拭(ふっしょく)するためにたくさん練習し、きょうは自信を持ってステージに立てた。この劇場でさらにパフォーマンスを磨いて、先輩方の背中により近づきたい」と決意を新たにした。

 

 

 花田さんは「前座でステージに立ったとき、たくさんのファンの方の温かいコールに包まれてパフォーマンスし、この空間は自分に自信をくれる場所だと感じた。これからステージで私の姿をお届けできるのが楽しみ。『制服が邪魔をする』という曲では首の角度、体の角度を自分なりに研究して踊っているので注目してほしい」とアピール。奥本さんは「以前、劇場公演を見学したとき、先輩方が輝いているのを見て、私も同じようにこの劇場で輝きたいと思った。うまくいかなくて悔し涙を流したこともあったけれど、5人全員で初日が迎えられてうれしかった」と涙ぐみながら話した。