メロンのおいしい時期が近づいてきました。高級品でお見舞いやお世話になった人へのとっておきの品というイメージがありますが、みなさんは切り立てのメロンを食べた経験がありますか?そんなぜいたくな体験ができるイベントがあると聞いて参加し、メロンの魅力にメロメロになってしまいました。(佐藤直子)
東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」で5月21日、県産メロンをその場でカットしてサーブするサービスが始まりました。メロンの栽培面積・生産量で日本一を誇る茨城県が企画した、28日までの期間限定イベントです。
記者が味見をしたのは、茨城県鉾田市で栽培された「イバラキング」です。茨城(イバラキ)のメロンの王様(キング)になってほしいという思いが込められたオリジナル品種です。味や香りの良いアールス系メロンをベースに、違う品種と400通り以上掛け合わせ、10年以上かけて開発されたそうです。
鉾田市出身でパティシエの経験もある「メロンコンシェルジュ」の渡辺史歩さんに直径18センチほどのイバラキングをカットしてもらいます。
底にいくほど甘みが増すとのことで、ぜいたくながらも縦に半分にカットしてもらい味の違いを楽しみました。切りわけている最中からさわやかな香りが鼻腔をくすぐります。一切れすくうと、なめらかな食感で、上品な甘さが口のなかに広がりました。きめ細やかでジューシーな果肉は、まさに王様級。
最後はメロンを器に見立てて、天然の果汁、メロンジュースをいただきます。日持ちが良く、おいしく食べられる期間が長いそうで、それも嬉しいポイントです。
茨城県の広報担当者によると、鉾田市のメロン生産量は全国シェアの約25%をしめています。「水はけの良い土地」「1年を通じて温暖な気候」という二つがメロン生産のする重要な要素で、茨城県はこの条件を満たす環境が整っているといいます。
すっきりとしたさわやかな甘みで風味に富んだオトメメロン、コクのある甘さと豊かな香りが人気のアンデスメロン、赤肉メロンの定番でオレンジ色の果肉とまろやかな甘みが特徴のクインシーメロンなど、茨城県内で生産されるメロンの種類も豊富です。
茨城県が首都圏在住の1000人に行ったアンケートでは、「子どもの頃に自宅でメロンを切り分けて食べた経験がない」という人が3分の1いました。その結果を踏まえ、切り立てだからこそ味わえるメロンの美味しさを多くの人に知ってもらいたいと、今回のイベントは企画されました。
メロンの食べ頃
香りが強くなり、「花落ち部」と呼ばれるメロンの底のお尻の部分をそっと押し、少し柔らかく感じたら、食べごろ。2~3時間前から冷やすと、より美味しさを感じられるのだとか。
茨城県では10月までメロンを楽しめます。鉾田市では、メロン狩りやメロン食べ放題を体験できる農園も。
茨城県のPRを担当しているカナフキンさんに聞いた
茨城メロンスイーツを動画でも紹介しています。
産地ならではのメロンの楽しみ方をぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
▼カナフキンがおすすめする茨城メロンスイーツ5選
インスタ
カナフキン 茨城の旅人(@hokkorihan82) • Instagram写真と動画
茨城県の広報事務局でメディアPR を担当。2022 年4 月よりフリーランスになり、「カナフキン」として”茨城と全国の地域をツナグ”をモットーに旅をしている。
茨城メロンの王様イバラキングのプレゼントはこちら
https://www.asahi-mullion.com/presents/detail/14891