朝日新聞の金曜夕刊の連載<PrintShot>は、朝日新聞の紙面などで活躍する写真家たちの近作を数点ずつ紹介し、撮影の一瞬を記してもらう新企画。2番目のシリーズは葛西亜理沙さんが街で撮った写真たちで、シリーズのタイトルは『NO WHERE, NOW HERE. 』。そのコラムの、第4回をどうぞ。
Jetlag
時差ぼけで深夜2時に目が覚めた。普段起きない時間に目が冴えて興奮していた。ホテルの窓を全開にして深呼吸。異国の空気で胸いっぱいに膨らます。「朝焼けまで起きてよう」。そう思っても大抵その前に眠りに落ちてしまう。
■アーティストプロフィール
葛西 亜理沙/Arisa Kasai 写真家。横浜生まれ。青山学院女子短期大学英文科、San Francisco State University 芸術学部写真学科卒業。帰国後、肖像写真家の巨匠・坂田栄一郎に師事。2010年より独立。フリーランスとして東京を拠点に、ポートレイト、旅、ファッション、広告などの撮影を中心に活動。写真撮影と共に動画撮影も手掛け、旅のエッセイも執筆している。個人の精力的に作品を制作し、国内外で発表している。 第63回朝日広告賞入賞。第16回上野彦馬賞「九州産業大学賞」、International Photography Award 2021「Jury Top 5」、「Honorable Mention」受賞。
▼公式サイト
▼朝日新聞デジタル「&」の連載企画「カメラは旅する」
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