劇団民藝は1950年4月3日に創立。築地小劇場、新協劇団など「新劇」の本流を歩んできた滝沢修、清水将夫、宇野重吉、岡倉士朗らによって「多くの人々の生きてゆく歓びと励ましになるような」民衆に根ざした演劇芸術をつくり出そうと旗あげされた。
芝居を観る楽しさと、時代と向き合い、現代とは何かを共に考える演目を発信していくという。
▶劇団民藝 https://www.gekidanmingei.co.jp/
12月7日(土)~15日(日)に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演する「囲われた空」から、12月11日(水)午後6時半と13日(金)午後6時半に各回6人、15日(日)午後1時半に4人を招待。
☆当選者の同伴者は優待有り(一般6600円を6000円に。15日(日)午後1時半の回限定)
全席指定。
応募時に希望日程を選択。
当選通知はすぐに発送。
第92回アカデミー賞で脚色賞を受賞したコメディー映画「ジョジョ・ラビット」(アメリカ製作)。かつて見たこともない魅力的な反ナチス映画として話題となった作品の原作小説「Caging Skies」(囲われた空)をベネズエラ生まれのデジレ・ゲーゼンツヴィが戯曲化した。ホロコースト生存者の第二世代であるゲーゼンツヴィ氏による本作は、ポップでユーモラスな映画の印象とは違い、切実な人間ドラマとして鮮やかに描かれている。
あらすじ
1944年。オーストリアのウィーンにあるヨハニスの家。ヒトラーに忠誠を誓う17歳のヨハニスは連合軍の爆撃によって重傷を負った。この家は母のロスヴィタが怪我をした彼と年老いた祖母の世話をしている……。
ある日、母の行動を不審に思ったヨハニスは、居間のソファの下からバイオリンを探り当てた。そこにはパスポートが隠されていた。エルサ・サラ・コア、25歳のユダヤ人。家族が寝静まってから書斎を調べると、壁にうっすら線があることに気づく。ナイフの刃を入れて押すとドアのように開いた。壁には若い女性がいた。それはエルサだった。暗がりで怯えるその首へナイフを突き立てるが、やがて手を引いてしまう。そして彼女を見つめて後ずさりして壁を閉めた。ヨハニスにとってはじめての情動に揺さぶられた瞬間だった。
これは戦時下での、あまりに切なく儚い愛と家族の物語。
公演情報
作品名:囲われた空
原題:Caging Skies
原作:クリスティン・ルーネンズ
脚色:デジレ・ゲーゼンツヴィ
訳:河野哲子(「囲われた空」小鳥遊書房刊)
上演台本:丹野郁弓 演出:小笠原響
公演期間:12月7日(土)~15日(日)
開演時間:午後1時半(11日と13日のみ午後6時半)(受付は60分前、開場は30分前)
会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿駅南口)
▶地図(紀伊國屋書店公式サイト) https://store.kinokuniya.co.jp/store/kinokuniya-southern-theatre-takashimaya/
料金:一般 6600円
U30 3300円(劇団のみ取り扱い、要証明書)
高校生以下 1100円(劇団のみ取り扱い、要証明書)
夜チケット 4400円(午後6時半開演の回に適用)
▼公演日程の詳細は公式サイトを確認。
https://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2024_caging-skies/
申し込み・チケットに関する問い合わせ先
電話:劇団民藝 044・987・7711(月~土・午前10時~午後6時)
WEB:公式予約フォームからは30歳以下・高校生以下チケットが予約可能
そのほか、以下のサイトからも申し込み可能。
▼チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11012240
▼ローソンチケット
https://l-tike.com/artist/000000000633955/
▼イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000001079
▼キノチケットカウンター
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1694247325/