▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/
韓国で130万部を突破した大ベストセラー小説を原作とし、初登場No1大ヒットを記録した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』。日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定。大型書店で品切れが続出するほど異例の大ヒットを記録。「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさを描いたこの原作が、チョン・ユミとコン・ユの共演で映画化される。今回は、監督・キャストが本作に込めた想いを明かす特別映像が到着した。
本作で3度目の共演、初の夫婦役を演じたチョン・ユミとコン・ユの2人が、真剣に作品と向き合い、演技に挑む姿が随所に散りばめられている他、愛娘と過ごす幸せそうな家族の時間も切り取られている。本作への出演にあたり、「心引かれました。この作品をやるべきだと」と決意を明かすチョン・ユミと共に、コン・ユもまた、「今の時代を生きる大勢の“ジヨン”の物語です。平凡な人たちの話ですが、作品には重みを感じました。どうしてもやりたいと思いました。」と覚悟を持ってこの作品に挑んだ事を振り返っている。
■『82年生まれ、キム・ジヨン』特別映像&メイキング 解禁
メガホンを執るのは、短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女の繊細な演出は、現代女性の生きづらさを描いた原作を、すべての人たちの心を震わせる物語に見事に昇華させた。
大ベストセラーの映画化という大きなプレッシャーを乗り越え、韓国で大ヒットを収めた監督は、「自分や周りに目を向けるきっかけになる話で私たちの話です。」と明かす通り、劇中に自身の実体験を盛り込みながら、リアルで共感せずにはいられない心に刺さるシーンをいくつも作り上げている。「映画館を出る時には前向きな気持ちになってくれているといいですね。」と明かす言葉からは、あえて小説とは異なる描き方を選んだ事で、この映画に“希望”を託した事が伺える。
新宿ピカデリー他 上映中。