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『キネマの神様』、心に焼き付くキャラクタービジュアル解禁!

公開に向け再始動!

(C)2021「キネマの神様」製作委員会
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 松竹の前身となる松竹キネマ合名社の設立、そして数々の名作を創り出した蒲田撮影所の開所を迎えた1920年から、日本映画史を飾る傑作、ヒット作の製作、配給、興行を続け、2020 年松竹映画は100 周年を迎えた。『キネマの神様』は、そんな松竹映画100 周年を記念した作品となる。

 監督は日本映画界を代表する山田洋次、原作はこれまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる「キネマの神様」。このたび、主要な登場人物4 名の心に焼き付くキャラクタービジュアルが解禁となった。

 新たに公開されたビジュアルには、沢田研二演じる主人公のゴウと菅田将暉演じる若き日のゴウ、宮本信子演じるゴウの妻・淑子、そして永野芽郁演じる若き日の淑子の姿が映し出されている。

 沢田研二が演じる主人公のゴウは、無類のギャンブル好きで、家族にも見放されたダメ親父。日々ギャンブルに明け暮れるゴウだが、実は一つだけ賭け事以外の趣味がある。それは“映画”。大好きな“映画”を語る時、ゴウは活き活きとし、そのまなざしは愛に満ち溢れる。ビジュアルの中のゴウも穏やかで、かつて自分が辿った“銀幕の旅路”に思いを馳せているようにも思える。対して若き日のゴウの眼差しは熱い。カチンコを片手に映画制作に全身全霊を傾けるその力強い視線からは、微塵の曇りも感じない。二人のゴウの今と昔、果たしてかつての映画青年に何があったのか?ゴウの人生を語る上で、欠かすことのできないのが、ゴウの妻・淑子。家庭を顧みない夫に業を煮やしながらも、なんだかんだとゴウを支えてきた。ビジュアルからもひしひしと伝わる愛情あふれる笑顔が、彼女の懐の深さを物語る。そして若き日のゴウが密かに想いを寄せていた若き淑子。ゴウが通う食堂で働いていた彼女の存在は、撮影所仲間のテラシンと共に映画漬けの生活を送っていたゴウに、ほんのりと淡い恋の風を届ける。

 さらに注目なのは、それぞれのビジュアルに映り込む鮮やかな感光(注1)と背景。登場人物たちの記憶の断片をフィルムに映し出しているかのように見えるその淡い光が差し込むことで、本作の公開に込められた作り手たちの温かな想いが虹の架け橋によって繋がり、一つの物語として更なる輝きを放っている。一枚の静止画にも関わらず、彼らの人生が想像できる、至極のビジュアルとなっている。

(注1)フィルムなどの物質が光を受けて反応し、化学変化を起こすこと。

 2021年 全国ロードショー

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )