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写真家・浅田政志が撮影した2冊の写真集を原案に、中野量太監督が実話に基づき独自の目線でオリジナルストーリーとして映画化した『浅田家!』の大ヒットを記念して、主演・二宮和也と中野量太監督が、観客の皆様に感謝を伝えるべく、大ヒット御礼舞台挨拶が実施された!
会場に集まった約160名のお客様から盛大な拍手で迎えられた二宮と中野監督は、笑顔で登壇し、冒頭の挨拶では「初登場一位だと聞いたときはすごく嬉しかったです。僕たちが作り上げたものを観てもらえればそれでいいと思っていましたが、やはり嬉しいですね」と大ヒットへの感謝の思いを話した。壇上に用意された、すでに映画を鑑賞したお客様からもコメントを抜粋した特大パネルボードを見た二宮は「家族を誘って観に行ってもらえることが嬉しい」と話し、一つ一つのコメントを丁寧に読みながら、「これでも一部なんてありがたいですね…」と、しみじみと感じている様子だった。
さらに、第36回ワルシャワ国際映画祭≪国際コンペティション部門≫に出品されている本作のプレミア上映が、前日14日に開催されたことが発表されると会場から大きな拍手が! 二宮は「国際映画祭に出品されるのはご褒美だと思っているので、まずは日本でたくさんの人が劇場に足を運んでくれることが僕にとっては嬉しいです」と話し、中野監督も頷きながら二宮の意見に耳を傾けていた。
続いて、本作のテーマでもある“写真”に絡めて「人生の転機となった写真」について聞かれた二宮は「僕は間違いなく事務所に送った写真ですね」と笑顔で回答。また、中野監督は「写真じゃなくて手紙でもいいですか?」と断った上で「二宮さんにもらった手紙がこの作品の転機となりました。僕が『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品で、日本アカデミー賞の授賞式に出席した際に、プレゼンテーターが二宮さんで、その際に作品名を『湯を沸かすほどの熱い夏』と言い間違えてしまったんです。後日、二宮さんから「間違ってしまって申し訳ございません。僕にできることでしたら何でもします」という旨のお手紙をいただいて…・。僕は昔から二宮さんが好きでした!本作の出演を二宮さんにお願いしたところ、本当に役を受けてくれたんです」と驚きのエピソードを告白。二宮は「僕はもし中野監督から出演のお話をいただいたら、どんなに忙しくても絶対に断らないと決めていたので、台本も読まずに二つ返事でした」と真剣な眼差しで振り返った。
最後に「僕らが伝えたいことは、今は簡単に写真が撮れるけど形に残そう、とかいうことではなくて、大切な人はいつかいなくなるし、時間も過ぎていく…、それを踏まえて形に残そうとした家族がいたんだと。「いい家族だな、自分もやってみたいな」と思うだけでも、自分も家族を大事にしていることにつながると思うので、自分の環境も変わると思います」と改めて作品の魅力をアピールし、笑顔で大ヒット御礼舞台挨拶を終えた。
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