読んでたのしい、当たってうれしい。

現在
58プレゼント

圧倒的な演技と究極の映画体験に心が震える『ファーザー』日本版本予告&絶賛コメント解禁!

(C) NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020
(C) NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020

▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/

 

 第93回アカデミー賞(R)のノミネーションにてアンソニー・ホプキンス主演男優賞“史上最高齢”ノミネートを含む6部門(作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、美術賞)でのノミネートを果たした映画『ファーザー』より、日本版本予告が解禁された。

 解禁された本予告は、淡々と自身の誕生日(1937/12/31は演じるA・ホプキンスと同生年月日!)を告げる一見、気丈な老紳士アンソニーが…「私は誰なんだ?」と驚きの言葉を発する衝撃シーンからはじまる。時計がない…娘のアン…だったはずの女性はどこへ??…徐々に現実と幻想の境が曖昧になっていく父と、父の変化に戸惑い悩む娘アン。父アンソニーの記憶と現実を追体験する迷宮のような世界観が観客をかつてない映画体験へと誘っていく。父は最愛の娘を、そして自分をも完全に失ってしまうのか?二人がたどり着く心震える結末とはー。オスカーに相応しい “並外れた傑作”を予感させる重厚感あふれた予告編となっている。

『ファーザー』予告編

 また、合わせて数々の著名人から絶賛コメントが到着。日本が世界に誇る名優仲代達矢、TBSの人気ドラマ「俺の家の話」で認知症が進行していく父を演じたことも大きな話題となった西田敏行、本作の舞台版で娘役を演じた若村麻由美。この豪華俳優陣に加え、脳科学・解剖学の権威である東京大学名誉教授の養老孟司、脳科学者の茂木健一郎、小説家の赤川次郎、映画監督の中野量太(『長いお別れ』)など豪華な面々からA・ホプキンスの演技と、本作のこれまでにない映画体験を絶賛するコメントが寄せられた。

<コメント一覧 ※順不同・敬称略>
◆仲代達矢(役者)
やがて老いてゆく全ての人間へのエレジー。恐れもせずにこの作品に身を投じたアンソニー・ホプキンスの姿は、正に敬服の至りで有りました。

◆西田敏行(俳優)
アンソニー ホプキンス殿
貴方の演技をどのような言葉をもって称えたら良いのでしょう。
既にご高齢の貴方が老いがもたらすいろんな障害を客観視をして冷めた演技をなさる。
もはや神の領域としか 言わざるを得ません

◆風吹ジュン(女優)
マジカルな世界に迷い込んだかの様な混沌とした世界は、時々可笑しく!恐ろしく不安定!
...A.ホプキンスの演技力は我が親の記憶を呼びさます生々しさ、愛しい時間であったと思えた作品!

◆若村 麻由美(俳優)
私は舞台で娘アンを演じ、フロリアン・ゼレールの戯曲に魅了されました。この作品の深い愛を自ら初監督し、アンソニー・ホプキンスとオリビア・コールマンの圧倒的な素晴らしさに浸らせてくれた事に感謝します。厳格な父が自己を喪失していくリアルさに涙が止まらない。

◆檀れい(女優)
親と子はいつか逆転する。老いるという事はこういう事なのだろうか。私もアンソニーと一緒に彼の記憶の中を彷徨った。

◆赤川次郎(作家)
誰もがいつか迎える「老い」。記憶や理性が崩壊していくさまを、私たちはアンソニー・ホプキンスの至芸を通して体験する。
これはユーモアも混じえた上質なサスペンス映画だ。そして避け難い結末が胸を締め付ける家庭劇でもある。

◆中井美穂(アナウンサー)
2019年、最も印象に残った舞台作品の映画化。観ているあいだ中、私たちは終始混乱し、苛立ち不安になる。でもそれこそが彼の生きる世界そのもの。そこに生きる「父」の姿は未来の私かもしれない。

◆養老孟司(東京大学名誉教授)
たいへん良い映画です。
地味なのに退屈せず、緊張感が持続します。
いろいろなことを考えさせてくれます。

◆茂木健一郎(脳科学者)
認知症の「父」の体験を驚くべき脚本と映像のマジックで再現する。映画制作の偉大な発明を通して、深くて広い人間愛が描かれる。不安に満ち、揺れ動く世界の中から、最後に残る人のぬくもりと希望。かけ値なしの傑作だ。

◆水道橋博士(芸人・タレント)
映画は人生の予行演習だ。
ここまでの認知症の主観の世界は本人以外は見られない。
A・ホプキンスは「名優」という言葉では賞讃が追いつかないほど
俳優の未踏の極地に居る。

◆長谷川洋(精神科医師、長谷川診療所院長)
「確かさがないから不安で確認する」「認知症は暮らしの障害」を体感したあっという間の時間。不安や混乱が混じる日常生活を理解しできることを共に楽しむ。難しいことですが体感した今ならできると感じました。

◆中野量太(映画監督『浅田家!』『長いお別れ』)
記憶と幻想の境界が崩れゆく気持ちなんて体感できるはずがないのに、圧巻の演技と巧みな演出で、いつの間にか、主人公と一緒に戸惑い悩む自分がいた。
この家族が下した選択の正否なんて誰にもわからない。でも、きっと僕も最後は母の温もりに帰るんだと思えた時、心が救われた自分がいた。

◆ケネス・ブラナー(俳優)
アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマンの魂のこもった惜しみない演技。
心の葛藤を描く、胸が張り裂ける感動的なスリラーだ。

◆ジョディ・フォスター(女優)
認知症の母親の介護を通して私が経験したことが非常によく表現されていて、作品とアンソニー・ホプキンスの演技に圧倒されました。

◆エドガー・ライト(映画監督『ベイビー・ドライバー』)
アンソニー・ホプキンス史上最高の演技。残酷なまでに巧妙な構成に圧倒され『2001年宇宙の旅』や『惑星ソラリス』を思い起こさせられた。パズルのピースをひとつずつ合わせていくように主人公が感じている苛立ちやその奥深い痛みを追体験させられる。

 5/14(金)、TOHOシネマズ シャンテ他ロードショー

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )