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『由宇子の天秤』第23回台北映画祭&第24回上海国際映画祭正式出品決定!!

春本雄二郎監督よりコメント到着!

(C)2020 映画工房春組
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 日本の封切りを前に、すでに国内外で高い評価を得ている、瀧内公美(『火口のふたり』、『裏アカ』)を主演に迎えた春本雄二郎監督(『かぞくへ』)最新作『由宇子の天秤』(9月より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開)が、第23回台北映画祭&第24回上海国際映画祭への出品が決定!合わせて、春本監督のコメントが到着した。

 物語の主人公は、女子高生自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子。事件の真相に迫るなか、父の政志からある衝撃的な事実を聞かされ、究極の選択を迫られるストーリー。“正しさ”とは一体何なのか?超情報化社会を生きる私たちが抱える問題や矛盾を真正面から炙り出した衝撃作だ。


 主演は、『火口のふたり』(19)で第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝き、映画・TV・舞台と多方面で活躍し注目される瀧内公美。究極の選択に追い込まれていく難役を見事に演じ、第20回ラス・パルマス国際映画祭では最優秀女優賞に輝いた。脇を固めるのは『佐々木、イン、マイマイン』(20)の河合優実、『かぞくへ』(16)の梅田誠弘、さらに日本映画屈指のバイプレイヤー 光石研ら。監督・脚本は、日本の片隅で生きる若者たちの葛藤と不器用な優しさを描き、約1万人を動員する異例のロングランヒットとなった『かぞくへ』の春本雄二郎。

 今年で23回目を迎える台北映画祭は、毎年約160作品が上映され、約10万人の映画ファンが参加する台北最大の映画祭であり、世界の映画関係者も特に注目する映画祭の一つ。本作は、世界中から公募した1回目、2回目の監督長編作品を対象とした新人監督のメインコンペティション「インターナショナル・ニュータレント・コンペティション部門」に出品された。開催は、現地時間の6/24~7/10に行われる。

 さらに出品が決まった上海国際映画祭は、今年で24回目を迎える中国で最大かつ唯一、国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の長編映画祭。今回本作が出品するのはパノラマ部門の中でも世界中の映画祭で数々の賞を受賞した映画だけが出品される「VIVA LA FESTIVAL」という出品枠。開催は、現地時間の6/11~6/19に行われる。

■春本雄二郎監督より、喜びのコメント
上海、台北に続けて選出という吉報、9月の日本公開への大きな弾みとなることに喜びを感じています。
「由宇子の天秤」はこれで、東アジアでは4カ国、6つの国際映画祭での上映となります。
まさに本作で描いている「超情報化社会が私たちから何を奪ったのか?」という問いが、中国や韓国をはじめとするアジアの先進国に突き刺さったのだと実感しています。
このようなコロナ禍でも、映画はデジタルで国境を越え、多様な文化や社会を自国で体験することができます。これはまさに超情報化の「功」の部分であります。
一方で「罪」の部分も確実に存在します。しかし不幸にも私たちは「罪の当事者」になるまでそれに気づくことができません。
「由宇子の天秤」がそこに光をあてることで、観てくださった皆様の気づきとなり、そこから建設的な議論が発展していくことを願っています。

 9月、渋谷ユーロスペース他全国順次ロードショー!

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )