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2022年はこの感動から始まる。『クライ・マッチョ』各界著名人から激賞コメントが続々到着!

異色共演&真のテーマ語る特別映像も解禁!

(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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 1971年に『恐怖のメロディ』で監督デビューして以来、最も敬愛される映画人としてハリウッドで第一線を走り、映画界を牽引し続けてきたクリント・イーストウッド。監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』をいち早く鑑賞した各界著名人から激賞コメントが続々到着。イーストウッドが動物たちとの共演を語る、撮影の舞台裏をとらえたメイキング満載の特別映像と解禁となった。

 本作は、イーストウッドが監督・主演を兼任する新たなマスターピースだ。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地。2022年の年明けは、この感動から始まる。

 イーストウッドと同年代、精力的に映画を撮り続けている山田洋次監督は、「『もっと老けろ、背を曲げてヨロヨロ歩け!』と叱りつける凛々しい監督と、穏やかに従う老俳優の姿が目に浮かぶ。両方ともクリント・イーストウッドだ。」と、91歳にして現役を続けるイーストウッドに敬意を払う。青春ミステリー「流」で直木賞を受賞した作家、東山彰良は、「若いころにヤンチャをやった年寄りを演じさせたら、イーストウッドの右に出る者はいない。なんといっても存在に説得力がある。こういう年寄りを見せられたら、年を取るのも悪くないなと思えてくるのだ。」と、圧巻の存在感で歳を重ねた名優が希望を与える作品だと評する。85歳を迎えた写真家の操上和美は、「人間と映画を知り尽くしたイーストウッドの新境地」だと激賞する。「クリント・イーストウッド女になりたい」と公言するお笑い芸人、ゆりやんレトリィバァは、「『グラン・トリノ』さながらのイーストウッドと少年の絆が、胸にグッと込み上げてくるものがありました。最後に何があるか分からないのがイーストウッド監督作品ですが、本当に感動しました。大好きなイーストウッドは永遠の憧れや!」とイーストウッド愛あふれるコメントとともに、感動のラストを称賛している。

 さらに「『永遠』という時間に直面する」(樋口泰人)、「自分の未来にも限界がないような気がして来る」(清藤秀人)、「人生に根気よく向き合っている人なら、この映画の味わいがわかるはずだ。心の深い人、実のある人も。イーストウッドの運転する車は、やはり乗り心地がよい。」(芝山幹郎)、「イーストウッドはアメリカ的ヒーローの限界を超える、静謐にして奥深い人間像を打ち立てた」(中条省平)など、各界の著名人が特別な味わいを感じている。

 同時解禁された特別映像は、劇中に登場する馬の姿から始まる。イーストウッドは、「カウボーイとは牛と働く人のことだ」と語り、人気を決定づけた「ローハイド」では6年間馬に乗り続けていたと語る。落ちぶれた元ロデオスターを演じたイーストウッドは、数年ぶりにあぶみに脚を置いた瞬間に乗馬の感覚が戻ったという。相棒となる少年ラフォ役に大抜擢されたエドゥアルド・ミネットは乗馬が初めてだった。製作のティム・ムーアは、「馬を手懐けるだけではなく、ラフォが大人になる手助けをする」と、馬との心の交流を通して少年を成長に導いていくのだと作品に込められたテーマに言及する。マイクがラフォの前で荒馬を手懐けるシーンでは、「どうやったの?」と問いかける少年に、マイクは「一緒にやった、お前と二人で」と優しく声をかける。撮影に臨んだスタント担当のボブ・ブラウンが「暴れていた馬もクリントに頭を撫でられると落ち着きを取り戻し、文字通り頭を垂れたんだ」と証言する。ティ・ムーアが、「クリントは動物が大好きで馬への思いやりが見てわかる」と続けると、馬を優しくなで、ペットの相談をされるマイクの姿が次々と紹介されていく。

『クライ・マッチョ』特別映像(マッチョ編)

 『クライ・マッチョ』で重要な役割を果たすのは、親の愛を知らない孤独な少年ラフォの相棒で“マッチョ”と名づけた闘鶏用のニワトリだ。イーストウッドは、「少年は雄鶏が勝てるようにマッチョという名前を付けた。雄鶏はこの映画の中でとても重要なキャラクターなんだ」と説明する。実はこのニワトリは11羽用意され、それぞれに得意な演技を披露している。「雄鶏によって行動が違う。手を出すと、その手の上に飛び乗る者もいれば、もう片方の手に乗る者もいる。こちらが望めば、攻撃をする雄鶏もいる。見ごたえがあったよ」と、場面に応じて起用されたニワトリたちの演技を楽しんだ。

 「路上で生き延びるためには、マッチョでないといけないと思っている。彼はそういう人間なんだ」というティム・ムーアの言葉の通り、ラフォは強くなければ生きていけないと考えている。この後、落ちぶれた元ロデオマンのマイクと親の愛を知らない孤独な少年ラフォはアメリカ国境へと旅を続ける。歳の差を超えて固い友情で結ばれ、ともに成長していく2人には、どんな未来が待っているのか。その結末を、映画館の大スクリーン確かめよう!

<『クライ・マッチョ』オピニオンコメント>

若いころにヤンチャをやった年寄りを演じさせたら、イーストウッドの右に出る者はいない。なんといっても存在に説得力がある。こういう年寄りを見せられたら、年を取るのも悪くないなと思えてくるのだ。
――東山彰良(作家)

「もっと老けろ、背を曲げてヨロヨロ歩け!」と叱りつける凛々しい監督と、穏やかに従う老俳優の姿が目に浮かぶ。
両方ともクリント・イーストウッドだ。
――山田洋次(映画監督)

『グラン・トリノ』さながらのイーストウッドと少年の絆が、胸にグッと込み上げてくるものがありました。
最後に何があるか分からないのがイーストウッド監督作品ですが、本当に感動しました。
大好きなイーストウッドは永遠の憧れや!
――ゆりやんレトリィバァ(お笑い芸人)

存在の絶対的な軽さがあらゆる常識をはるかに超えて、夢のように幽かでしかし消しがたい傷跡のような映画を作り上げた。90歳のイーストウッドが馬に乗って画面を横切る。ただそれだけで涙があふれ画面は霞み、そのぼんやりとした風景の中で、われわれは「永遠」という時間に直面するのだ。
――樋口泰人(爆音映画祭プロデューサー/映画評論家)

少年と旅するイーストウッドの筋肉はさらに削げ落ちて、骨格ばかりが目立つし、声もか細い。
けれど、漂う人間に対する肯定感はひたすら頑固で力強く、不思議なことに自分の未来にも限界がないような気がして来るのだ。
――清藤秀人(映画ライター)

『グラン・トリノ』と『運び屋』ですっかり「遺言」を受け取ったつもりでいたところに届いた、かくも軽やかなイーストウッドによる最後の「懺悔」。
過去に一度でもイーストウッドに魅了されたことがあるなら、その姿をスクリーンで見届けなくてはいけない。
――宇野維正(映画ジャーナリスト)

人生に根気よく向き合っている人なら、この映画の味わいがわかるはずだ。心の深い人、実のある人も。
イーストウッドの運転する車は、やはり乗り心地がよい。
――芝山幹郎(評論家)

この“強さ”をこんなにも優しく描けるのがクリント・イーストウッドの強さ。
――LiLiCo(映画コメンテーター)

クリント・イーストウッドは“自省”する映画作家である。かつてのモチーフを再び用いた時、現代的なアプローチで常にアップデートしてきたからだ。例えば、師弟関係や疑似家族的な人間関係、或いは、民族や人種に対する描写。老年を迎えても変容を厭わぬ姿勢、それはイーストウッドが名匠たる由縁だ。
――松崎健夫(映画評論家)

クリント・イーストウッドは死神を演じ続けてきた。しかし『クライ・マッチョ』のイーストウッドには、死の匂いはしない。あるのは、愛だ!
――石津文子(映画評論家)

きらきらしている。
渋い、とか。いぶし銀、とか。年輪、とか。
そんなんじゃなく。
彼だけの道を、彼ならではの速度で歩く。それが、このひとの好奇心。
きょうもあしたもあさっても。イーストウッドのまなざしは輝いている。
――相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家)

イーストウッドまさかのド直球ヒーローもの。40代想定の、古き良き英雄を90代で衒いなく演じる、円熟とかそういうレベルでは無い、能や舞台劇の境地。
――菊地成孔(音楽家 / 文筆家)

また機会が訪れたイーストウッド詣で。
厳粛な気持ちで出向いたら、若作りとも老害とも無縁な、ひたすら聡明でちょっとチャラい不良のカウボーイがいつものように居た。
新参の名手ベン・デイヴィスのカメラが捉えた笑顔が眩しい。
――森直人(映画評論家)

安定の演出力。しかし予想をはるかに超えてきたのは、しみわたる後味だった。
イーストウッドは、なぜこの役を自分で演じようと思ったのか?
主人公の運命を見届けたその瞬間、巨匠がめちゃくちゃ愛おしく、胸が張り裂けそうになった!
――斉藤博昭(映画ライター)

本作に至って、イーストウッドはアメリカ的ヒーローの限界を超える、静謐にして奥深い人間像を打ち立てたといえよう。
――中条省平(学習院大学教授)

人間と映画を知り尽くしたイーストウッドの新境地。
――操上和美(写真家)

老いても自分のスタイルを崩さない、イーストウッドの存在感が圧巻。過去に対する悔恨を背負った主人公の中に、“弱さ”と“優しさ”がにじむところが、90歳になったイーストウッドならではの境地。清々しい後味が残る、新たな代表作だ。
――金澤誠(映画ライター)

少年との会話、馬を愛でる表情、女性への接し方、そして、メキシコの大地にたたずむ姿……。見る者に“深さ”を感じさせる演出。
「クライ・マッチョ」は、イーストウッドの一つの到達点だろう。
――前野裕一(『キネマ旬報』編集部)

1月14日(金) 新宿ピカデリーほか 全国ロードショー

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