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『ホリックxxxHOLiC』完成披露試写会に神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗 玉城ティナ、吉岡里帆、蜷川実花監督が登場!

“〇〇ホリック(中毒)”を披露!

(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社 (C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社 (C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

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 累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミックの実写映画化『ホリック xxxHOLiC』の完成披露試写会が実施され、主演の神木隆之介、柴咲コウ、さらに松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆、監督の蜷川実花が本作の舞台となる【ミセ】のセットを模したステージに登壇した。

 アヤカシが視えてしまう主人公・四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)を演じた神木。今回の起用に「こんなに美しくて儚い人物を自分が演じるのかと思うと正直プレッシャーだった」というも「四月一日君尋を三次元にしたときにどう表現すればいいのかと不安でしたが、そこは実花さんについて行けば大丈夫だろうと頑張りました」と蜷川監督持ち前のヴィジュアルセンスに信頼を寄せていた。

 それに柴咲は「原作を読んで四月一日君尋役は神木さんしか考えられないと思っていたので、今のお話を聞いてウソ!?って感じ。神木さんからは儚さを感じるのでピッタリだと思っていた」と神木が抱いていたという不安に驚き。願いを叶える【ミセ】の女主人・壱原侑子(イチハラユウコ)という自身の役柄には「壱原侑子には絶対的な存在感がないといけないので、不機嫌でいればいいのかなと思ったり(笑)。準備段階の写真撮りのフィッティングの段階で実花さんにはビジュアルイメージが完全にあったので、現場では素晴らしいメイクと衣装をまとえば大丈夫だと思った」と神木同様にセンスを信頼して撮影に臨めたという。


四月一日の同級生・百目鬼静(ドウメキシズカ)役の松村。蜷川から「百目鬼がいた!」とお墨付きを得ての起用となったが「頑張ったのは声の低さ。もっともっとと何度も繰り返して最終的にウッドベースみたいに喋ることになりました。普段そんな低さで喋ることはないので大変でした」とこだわりの役作りを回想した。

 四月一日と百目鬼の同級生・九軒ひまわり(クノギヒマワリ)役の玉城は「監督からは、役柄の二面性は気にせずに可愛く素直で明るい子でいてほしいと言われた」と蜷川監督の演出を回想しながら「台本を読んだら、セリフの後に(超可愛く)と書いてあって、何だこれは?と。そんなことが書いてある台本は初めてでしたが、自分なりに超可愛く頑張りました」とニッコリ。これに蜷川監督は「思わず台本に書いてしまったのと、闇深い二面性は放っておいても出るだろうと思ったから」とすっかり玉城の性質を理解しているようだった。

 アヤカシを操り四月一日を襲うセクシーな悪女・女郎蜘蛛(ジョロウグモ)を演じた吉岡。「自分史上最も肌見せをしているし、悪女なので色々とどうしようかと思った」と照れながら「現場にはセクシー所作指導の先生がいて、その方に背中を押してもらいました。先生は私のあらゆる妖艶な蜘蛛のような動きを見て下さって。先生も撮影中は私と同じようなセクシーボンデージで過ごしてくれたので、私もセクシー衣装が私服のようになり、肌にも馴染んだ形で現場に入ることができました」とセクシー所作指導の存在に感謝していた。

 原作ファンで長年映画化を熱望していたという蜷川監督は「長いお話を2時間にまとめるにあたり、どこをどう守りどう変えるのかが難しく七転八倒。でも神木さんと柴咲さんが決まった途端に、これはいける!という確信に変わりました。10年という歳月は必然だったと思ったくらい、満足のいく完成度になりました」と作品完成に手応えを得ていた。

 また壇上では、タイトルにちなんで自身がハマる「〇〇ホリック(中毒)」を発表することに。これに神木は「イヤフォン」ホリック(中毒)といい「イヤフォンやヘッドフォンが大好きで沢山持っているのに買う。各メーカーでこだわりが違うので、こっちは低音が効いているけれど、こっちのメーカーは高音が効いているとか聴き比べたり…」と立て板に水状態で一人熱弁。司会に制止されると「電気屋さんでずっと試聴したり、ネットのレビューを見たりして買っちゃう。もっともっと音を追求したくなる」とやや落ち着きながらもイヤフォンへの愛を口にしていた。

この神木の姿に松村が「僕もイヤフォンに興味があって撮影中に神木さんと話したら、話が止まらなくなって。でもイヤフォンの性能は教えてくれるのに、結局それがどこの何かは教えてくれない。イヤフォンの良さだけを言って満足されていた」と打ち明けると、当の神木は「結局は的確なことを言わないんだよねえ」と何故か他人事だった。

 柴咲は「椅子」ホリックだといい「一人暮らしなのにイスが21脚ある。座り心地は固めの猛反発が好き。あらゆるところにあります」と意外過ぎる自宅の風景を紹介。松村は「RPG」ホリック(中毒)といい「連休中にRPGをやり始めたら熱中して、長年悩んでいた奥歯の食いしばりも忘れていた。連休が明けたら小顔になっていたのでRPGは美容にいいです!」と謎の持論を展開。玉城は「人の生活をYouTubeで覗く」ホリック(中毒)と明かし「一人暮らしなので寂しくなると、OLさんの日常とか誰かがゴハンを食べているところとかをずっと見ている」と詳細を説明し「みんなが引いて行っている気がする…大丈夫ですか?」と周囲の反応に苦笑いだった。

 さらに吉岡は「合間睡眠」ホリック(中毒)で「移動時間や撮影中に一瞬出来る時間に睡眠をとることが自分的に大事。小さい枕やタオルを持ち歩いたり、何も考えないことがコツ。どう睡眠をとるかを考えています」と多忙ならではの返答。そして蜷川監督は「花」ホリック(中毒)といい「劇中にもとんでもない量の花が出てくるので楽しんで」とアピールした。

 最後に柴咲は「ようやく10年と2年間の延期や編集を経て皆さんに見ていただけるのが嬉しい。各々の感性で鑑賞してほしい」と感慨深げに振り返り、神木も「今日が初お披露目だと思うと急に緊張する。同時に楽しみでもあります。作品には蜷川監督の映像美とこだわりがあるけれど、その中にもキャラクターたちの人間関係や温かさが丁寧に描かれています。どんな感想を持っていただけるのか、ドキドキワクワクしています」と映画完成に思いもひとしおだった。

 4月29日(金・祝) 全国ロードショー

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )