▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/
2018年に本屋大賞を史上最多得票数で受賞、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR2021(文庫部門)など9冠に輝き 累計発行部数150万部を超える辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」が待望の映画化。先日発表された、主人公こころ役に抜擢された話題の新人女優・當真あみと共に、キャラクターに命を吹き込む追加声優キャストがついに解禁された。
本作は、学校での居場所をなくし家に閉じこもる中学生・こころを主人公に「鏡の中の城」で巻き起こるファンタジーミステリー。ある日突然、こころの部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると城のような不思議な建物と、見ず知らずの中学生6人が集められていた。全ての謎が明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれるー。
主人公こころとともに「鏡の中の世界」に招かれたのは、リオン、アキ、スバル、フウカ、マサムネ、ウレシノの6人。サッカーが得意で、誰にでもフラットに接する爽やかな少年リオン役に、『君の膵臓をたべたい』(2017)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『東京リベンジャーズ』など様々な話題作で主演を務めるほか、『HELLO WORLD』、『ぼくらの7日間戦争』(2019)では声優も務めた北村匠海。しっかり者で、皆のお姉さん的な存在のアキ役に、最年少タイの13歳でミュージカル『ピーター・パン』でデビューして以来、6年間努めたピーターパン役を今年で卒業。『天気の子』(2019)ではヒロインの弟・天野凪役で声優を努め、最近ではEXドラマ『未来への10カウント』(2022)に出演した吉柳咲良。飄々とした、どこか浮世離れした雰囲気の少年スバル役には、『約束のネバーランド』(2020)ほか様々な映画やドラマで活躍、来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」にも出演が決定、今作で声優初挑戦となる板垣李光人。幼少時から生活の全てをピアノに費やす眼鏡女子フウカ役に、ドラマ「義母と娘のブルース」(TBS)で主人公の娘役を演じ演技力が評判を呼び、原監督とは『バースデー・ワンダーランド』(2019)以来2度目となる横溝菜帆。皮肉屋でゲーム好きなマサムネ役に「名探偵コナン」や「忍たま乱太郎」など国民的アニメのキャラクターを数多く担い幅広い世代から支持を集める高山みなみ。恋愛気質で惚れっぽく、マイペースなウレシノ役にアニメ「進撃の巨人」「七つの大罪」「僕のヒーローアカデミア」など数多くの人気キャラクターを演じ、人気・実力ともに兼ね備える梶裕貴。
そして、こころの母役には、『モテキ』(2012)、ドラマ「時効警察」(EX)、「MIU404」(TBS)など数多くの映画やドラマで活躍し、原監督作品では『百日紅~Miss HOKUSAI~』(2015)以来の出演となる麻生久美子。こころを優しく見守るフリースクールの先生・喜多嶋先生役を、『舟を編む』(2013)、『怒り』(2016)など数々の映画賞を受賞する実力派女優で原監督作品では『カラフル』(2010)、『はじまりのみち』(2013)以来の出演となる宮﨑あおい。
注目の若手俳優から日本を代表する俳優・声優陣まで豪華な顔ぶれが大集結した本作に、作品への期待がさらに高まる。
【リオン役 北村匠海コメント】
声優という仕事は本当に職人技だなと、やるたびに思います。今回初めに監督から、「上手さを求めている訳ではない」と言われて肩がふっと軽くなったのを覚えています。かがみの孤城は会話劇で進んでいきます。細かな心情、アニメーションならではの呼吸感、空気感。台本を読み進めるのがすごく楽しくて、それでいて彼らの気持ちがすごくよくわかる。そんな作品でした。映画館で公開されるのが僕も楽しみです。
【アキ役 吉柳咲良コメント】
アキ役を演じさせていただきました、吉柳咲良です。初めて原作を読んだ時、「こんな孤城に私も出会いたい」と思いながら、苦しさと悔しさで何度も泣きながらページをめくったのを覚えています。私が演じさせていただいたアキちゃんは、登場する中学生の中でもお姉さん的な存在で、明るい人物です。ですがとても大きくて重いものを抱えているキャラクターでもあります。こんなに大切な役を任せていただけたことをとても嬉しく思いますし、彼女の苦しみや心の葛藤に寄り添い、声をのせて届ける責任を、全うできたと思っています。たくさんの方々の心の救いになるような、大切なことを教えてもらえるような作品だと思います。届けられたものが誰かの心を少しでも救えていますように。
【スバル役 板垣李光人コメント】
今回こうして豪華なスタッフ、キャストの皆さまが描く長編アニメーション作品に声優として参加させていただくことになり大変光栄に思います。そしていつも号泣案件な作品を届けてくださる原監督、そして事務所の先輩でありいつかご一緒したいと思っていた北村匠海さんと作品をつくれたことが個人的にはとても嬉しいです。原作も拝見しましたが一見ファンタジックな要素が強い作品かと思いきや、各所に散りばめられた伏線が見事に回収されてゆくミステリーとサスペンス的要素、中学生が持つ思春期特有の人間関係における機微が繊細に描かれており、「辻村先生」と感嘆するばかりでした。僕が演じますスバルという役は他の子と比べるとどこか落ち着きがあり掴みどころのない雰囲気の子です。映像作品とは違い声を主軸に芝居をするため、しっかりと微細なニュアンスを表現しつつスバルらしさを出していく点にはとても頭を悩ませました。7人の少年少女たちの運命、そして彼らを取り巻く人々がどう重要な歯車として関わってくるのか、ぜひ劇場でお楽しみいただければと思います。
【フウカ役 横溝菜帆コメント】
「かがみの孤城」は、大好きな作品なので、以前から繰り返し読んでいました。フウカちゃんの声を担当させていただくことが決まった時は、本当に驚いたと同時に、とても嬉しかったです。声のお仕事は何度か経験がありますが、この作品では息遣いなどの表現がとくに難しかったです。自分の声がフウカちゃんの声となったのを聞いた時は感動しました。この作品は、個性的な子供たち7人が、それぞれが置かれた境遇で悩みを抱えながらも、困難をどのように乗り越え、支え合いながら成長していくかが見どころだと思います。大人から子供まで、幅広い世代の方々にお届けできたら嬉しいです!
【マサムネ役 高山みなみコメント】
最初にいただいた設定資料でマサムネの表情画を見て、彼の事をもっとよく知りたくなり、台本を読む前に原作をと、久しぶりにハードカバーの本を手にしました。マサムネのセリフ部分は声に出して読み進め、世界観や距離感を想像していましたが、アニメーションで動いている彼はそれ以上に表情豊かで、演じるのも楽しかったです。このお話はファンタジーの中に壮絶なリアルが含まれていて、身が固くなる瞬間もありました。そして振り返れば、学生でいた時間は短かく、とても濃密だったのだと感じました。子供から大人に何をどうやって求めるのか、大人は子供に何をすることができるのか。この作品が、良い会話のきっかけにしていただけると幸いです。
【ウレシノ役 梶裕貴コメント】
『かがみの孤城』は、誰もが経験したであろう中学生時代の不器用で繊細な思いが呼び起こされる物語。リアルな痛みと温もりが共存している作品です。特に学生の皆さんにとっては、今だからこそ届くメッセージが沢山詰まっているのではないかと。7人の子供たちを演じる様々な役者陣の中で、しっかりと声優としての存在意義を感じていただけるよう、緊張感と責任感を持ってアフレコに臨みました。いちファンである辻村深月先生、そして原恵一監督作品に携わることができ幸せでした。新たにアニメーション映画として誕生した本作を、ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。
【こころの母役 麻生久美子コメント】
『百日紅~Miss HOKUSAI』以来、久しぶりに大ファンの原恵一監督の作品に参加できて、とても光栄です。アフレコはあっという間に終わってしまいましたが、もう少し、原さんの演出を受けていたかったです。私が演じたのは主人公こころの母親役でしたが、私も子を持つ母親なので、演じていて、色々考えさせられることが多かったです。惹き込まれるストーリーに、現代の子ども達の問題も扱われており、多くの方に観ていただきたい作品になっています。
【喜多嶋先生役 宮﨑あおいコメント】
初めてご一緒させていただいた作品では、個性的でチャーミングな女の子の役でしたが、今回は子ども達を優しく包み込む先生を演じさせていただきました。原監督の、一切迷いの無い演出に身を委ねている時間はとても心地よかったです。子どもたちの見ている世界を今より少し広げてあげられる様な作品になる
のではないかと思っています。
12月23日公開