▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/
日本の文化「お風呂」を題材とした『湯道』にて、銭湯好きにはたまらない?!新たなコラボレーションが大決定!!
「銭湯図解」とは、銭湯で番頭として働いていたイラストレーターの塩谷歩波(えんや・ほなみ)が、皆から愛される全国各地の銭湯をジオラマのように立体的なイラストで紹介した本。大学で建築を学び、設計事務所に勤めていた際に培ったノウハウを生かして、実際に銭湯に訪問、測量・撮影し、「アイソメトリック」と呼ばれる建築図法で描いた。その細かいディティールや見ていて楽しい多幸感から、銭湯好きの間で注目を集め、話題に!!
そんな「銭湯図解」を描いた塩谷の手で、今作の舞台である銭湯「まるきん温泉」の図解が誕生!!
イラストには、主演の生田斗真が演じた三浦史朗、濱田岳が演じた悟朗、橋本環奈が演じた秋山いづみをはじめ、個性豊かな登場人物たちが勢揃い!さらには、企画・脚本の小山薫堂も登場し、本作を観る前にも観た後にも楽しめる魅力いっぱいのイラストが完成!!今回は銭湯「まるきん温泉」のセットを図解化するため、膨大な写真やセットの設計図からイラストに。「写真がない箇所もあったので、想像力を膨らませて描いたり、カラフルで物も多かったので、大変でした。富士山の画や曇りガラスの透明感などもこだわりました。」と、1ヶ月をかけて制作された。
実は、「銭湯図解」の著者・塩谷は、今作で橋本環奈が演じた銭湯の看板娘・秋山いづみのモチーフとなった人物!以前から企画・脚本の小山薫堂と交流があり、今作の脚本を書くにあたって、小山から「塩谷さんをモチーフにしたキャラを出してもいい?」と聞かれたそうで、どのくらい登場する人物かわからないまま、「もちろん」と快諾。後日、橋本環奈が演じたヒロイン・いづみになったと聞いた時は、驚いたそう。
建築家を目指し、都内の設計事務所に勤めていた中、体を壊し、休職。そんな時に、銭湯の魅力に魅せられ救われ、銭湯に恩返しがしたいと、「銭湯図解」を描き始めた塩谷。そんな経歴を持つ彼女をモチーフにいづみが物語でどのように描かれるのか…
■塩谷歩波(「銭湯図解」著者)コメント
小山薫堂さんご自身がお風呂好きということもあり、銭湯のいい所がたくさん詰まった映画でした。特にラストの台詞には“そうだよね!”と同感しかなく、映画を観終わって一番最初に“お風呂に入りたいな”と、そのまま近くの銭湯に行きたくなりました。少し設定は変わっていましたが、いづみさんとは通じる部分があって、観終わった後、心が温かく、すごく嬉しくなりました。
銭湯にまだ行ったことがない人も是非この映画を見て、銭湯がこういう場所だと少しでも伝わったら嬉しいですし、近くの銭湯に行ってみて欲しいなと思います!さらに、その時には私の「銭湯図解」を参考にしてくれると嬉しいです(笑)
■小山薫堂(映画『湯道』企画・脚本)コメント
京都太秦の撮影所に出現した「まるきん温泉」を初めて見た時、その完成度の高さに驚きました。しかも空間構成、インテリアのディテール、置かれている小物から貼り紙まで、それはそれは素晴らしい仕上がりでした。このまま存在すれば間違いなく銭湯ファンの聖地となったであろう「まるきん温泉」が、塩谷歩波さんのイラストによって歴史に刻まれることをとても嬉しく思います。
橋本環奈さん演じる秋山いづみは、銭湯という存在に救われた塩谷さんをモデルにして作り上げたキャラクターです。銭湯への愛に溢れた塩谷さんだからこそ描ける「まるきん温泉」の温かな空気感がこのイラストに詰まっています。しかも映画のキャストがきちんと描かれていて、映画を観た後にこのイラストを眺めていると、また映画が観たくなる。映画を観ると再びイラストを見たくなり・・・と、湯道の無限ループに誘う危険な作品なのです。実は今回、私自身もこの中に加えていただきました。どこにいるか、分かりますか?
2023年2月23日(木・祝)日本中がお風呂に沸く!!