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その村は生活の隣に芸能が生きている
『ウムイ芸能の村』劇場公開決定、予告編も解禁!

(C) VIVA RYUKU
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 沖縄県宜野座村を舞台としたドキュメンタリー映画『ウムイ 芸能の村』が、7月8日(土)より沖縄・桜坂劇場での先行上映を皮切りに、7月15日(土)からは東京・ポレポレ東中野、その後は大阪、京都をはじめ全国ロードショーすることが決定した。

 沖縄県本島、その北部に位置する緑豊かな宜野座村。そこでは村の生活に彩りを与える芸能の数々が親から子へ、そして孫の世代へと受け継がれてきた。村の息災を祈る獅子舞、芸能の花形・琉球舞踊、今では世界中に広まった空手…。伝統芸能は村の生活や行事に根ざし、息づいている。

 しかし、そんな村でも芸能に携わる人間の減少は避けられずにいた。そして追い打ちをかけるようにパンデミックがやってきた。悪霊を払う獅子舞は道を練り歩き、村を守るために奉納される。舞踊を習いに隣村から通う野球少年、代々芸を磨き続ける親子、伝統芸能を受け継ぐ様々な人々にカメラは出会い、人々の誇りや生き様、葛藤を描く。 


『ウムイ 芸能の村』予告編

 丁寧に村の現在を記録した本作は2022年東京ドキュメンタリー映画祭人類学・民俗映像部門にてグランプリを受賞。その後もヨーロッパやアジア各地の映画祭での招待、上映が決まっている。

 本作の監督を務めるのはスイスより沖縄に移住した映画監督・写真家のダニエル・ロペス。公開にあたり「私が沖縄に移住して、やがて20年が経ちます。これまで、この島の偉大な文化の豊かさを見る機会に恵まれてきました。文化は、島民の日常生活に深く根ざした先祖代々からの伝統によって守られています。しかしここ数年、その伝統が薄れつつあることを感じています。伝統は生き残るのかどうか、生き残るとしたら、どのように変化していくのか、私にはわかりません。この映画では、薄れゆく文化をさまざまな形で守ろうとする「伝統の守護者」に敬意を表したいと思ったのです。」と語った。2023年、夏の始まりに沖縄の文化の風を届ける。

◆ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント
 「日本の中で最も伝統音楽を日常的に大事にしている沖縄でも、時代が進むと演奏する人も踊る人も確実に減ります。草の根的にその音楽の文化を絶やさないように活動している地元の人たちの姿を丁寧に収めたこのドキュメンタリーは映像もきれいですし、沖縄の寂れた美しさがそのまま伝わります。」     

 7月8日より沖縄・桜坂劇場先行上映、7月15日より東京・ポレポレ東中野ほか全国劇場公開

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